登録販売者試験、独学で勉強する5つのポイント
独学で登録販売者試験合格する
独学で勉強するには目標を持つ
漠然と勉強するのではなく、しっかりとした意思を持ちましょう。登録販売者のテキストを見た時、莫大な文字の量に驚いた人も多いようです。
登録販売者のテキストを買ったけど、難しくて受からないと思いました。1回試験に挑戦したけど、落ちたので諦めました。
テキストを見ただけで、諦める人も多いようです。最初から「無理」という気持ちがあると、それが壁となってしまい勉強が思うように進みません。
登録販売者試験は、若い学生より、社会人や主婦が多いように見えました。男女も同じ比率に見えました。登録販売者試験を受ける理由は・・・。
- 職場で資格が必要
- ドラッグストアに勤務
- これからの時代に使える資格
- セルフメディケーションを学びたい
- 主婦に人気の資格
受験した人は、これからの就職の為、現在働いている会社の為、家庭でも使える知識が多い為、資格を持っていれば今後の転職に役立つと考えたから、など、理由は様々です。
セルフメディケーションとは何?
自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすることです。
適度な運動・食事、睡眠で体調管理を継続する事です。自分自身で、健康を意識する事。セルフメディケーションを学んで、いかに、健康寿命を延ばして、過ごして行けるかという事が求められています。そこで、最近、注目されているのがセルフメディケーションなのです。
世界保健機関(WHO)ではセルフメディケーションを「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」と定義していて、日頃から健康を意識する事が大切です。
つまり、ドラッグストアで購入出来る一般用医薬品(OTC医薬品)を上手に利用する事で、病気の予防や体調管理を行い、自分の健康を自分で守ることを目指しています。
セルフメディケーション税制とは?
最近、よく耳にする「セルフメディケーション税制」。
意外に知られていないので、ここで知っておきましょう。もしかしたら、税制対象者になるかもしれません。
健康の保持増進及び疾病の予防として一定の取組を行っている方が、その年中に自己又は自己と生計を一にする配偶者その他の親族のために12,000円を超える対象医薬品を購入した場合には、「セルフメディケーション税制」(通常の医療費控除との選択適用)を受けることができます。
この控除を受ける場合には、通常の医療費控除を受けることができませんので、ご留意ください。
国税庁「セルフメディケーション税制とは」引用
薬局やドラッグストアで購入出来る「スイッチOTC医薬品」を購入すると、税制の対象になります。レシートを保管して税制を受ける事が出来ます。
詳しくは>>>厚生労働省「セルフメディケーション税制」(外部リンク)
ドラッグストアで購入したレシートも保管しておくと良いですね。もしかしたら、12000円を超えた医薬品は、税制の対象になる医薬品があります。
セルフメディケーション、病院に行かなくても、軽度な症状なら自分で治そうという試みですね。でも、どんな薬を選んで良いのか分からない、そんな時「医薬品登録販売者」の資格が大いに役立つのです。
登録販売者試験の難易度
登録販売者試験の合格率は、都道府県によっても異なりますが、平均的に40%前後と言われています。その年度によっても、難易度が異なります。
各都道府県によって、試験問題が異なります。試験日も、それぞれです。地域によっても難しさが違うようです。でも、試験の出る傾向は、似ている所があります。
勉強方法は、自分が受ける都道府県の地域問題ではなく、全国の問題を勉強しましょう。似たような問題が出る事があるので、他の県の問題が混ざっている物を選びましょう。
独学で試験に受かるための 5つのポイント
- 目標をしっかり持つ
- 勉強スケジュールを組む
- 隙間時間は、全部、登録販売者試験勉強
- テキストは、ひとつに絞る(いろんなテキストをやらない)
- 過去問を何度も繰り返しやる
目標をしっかり持つ
だらだらと勉強する物ではありません。今年、必ず合格するぞ。来年も、勉強したくない。今年、必ず合格出来るように、頑張るぞ!と強い意志が必要です。
勉強スケジュールを組む
試験日を確認します。試験日は、都道府県によって異なります。その試験日までにどのように進めて行くのか、スケジュールを組みましょう。例えば、第一章は軽く流して、難しい第二章と第三章を重点的に勉強を進める為に「○月○日までに、ここの範囲は勉強する」と、全部のスケジュールを組みましょう。
隙間時間は、全部、登録販売者試験の勉強
私は育児と家事、仕事をしているので、勉強時間が限られてしまいます。テキストを広げられるのは、夜の21:30以降です。それから、勉強したとしても、夜は眠くてウトウト寝てしまいます。昼間の仕事で疲れています。
そこで、自分の空き時間も有効活用しましょう。職場に行くまでの通勤時間、私は車でDVDを流しました。家で歯を磨く時、化粧をする時、夕飯を作る時、すべての空き時間は、登録販売者試験勉強の聞き流しをしていました。
好きなテレビも見ないで、短期間で試験合格!という目標を持って、空き時間は全て登録販売者試験の勉強時間に充てました。
テキストは、ひとつに絞る
あちこち、いろんなメーカーの本に手を出さず、一冊のテキストをやり切りましょう。でも、たまに、失敗なテキストもありますよね。選ぶなら、試験問題に近い内容が出るテキストがオススメです。過去問が、一番、オススメです。
私が使っていたテキストは「ココデル」です。職場も、このテキストを推奨していました。私の周りの合格者たちも、みんな「ココデル」でした。私は、DVD付を買っています。DVDを家で見たり、車中で聞き流しをしました。
過去問を何度もやる
テキスト勉強より、過去問を重点的に勉強をしました。何度も繰り返して、過去問を解きました。
ココデルの過去問を使いました。過去問やテキストは、一番、最新な物を選んで下さい。改定などがあり、問題や答えが変更になっている場合があります。
勉強の方法は、何度も何度も過去問を繰り返して100点を取るまでやる事です。間違いをそのままにしないで下さい。過去問を繰り返す事が大切です。
テキストは、過去問で分からない知識をテキストで確認するのに使います。テキストの内容を全て丸暗記というより、過去問をしっかり解くことが大切です。何度も繰り返し解いていると、問題のパターンが見えて来ます。
独学で登録販売者試験を勉強サポート・通信講座
登録販売者試験を、独学で進めて合格させる為には「合格する」という強い意志が必要です。少ない時間でも、勉強時間に変えるという事です。
身近に、登録販売者試験の勉強をしている人も少ないので、情報の共有が難しい人もいるでしょう。独学で勉強を続けるには、モチベーションも必要です。でも、独学だと、そのモチベーションを維持するのは、難しい事かもしれません。
そんな時は、通信講座や学習サポートがオススメです。
もしも、合格出来なかったら・・・
悩まなくて大丈夫です。来年、目指しましょう。
登録販売者の資格を持つと、ドラッグストアなどの第二類・第三類医薬品を扱うお店で活躍する事が出来ます。最近では、コンビニやスーパーなどでも、第二類・第三類の医薬品を扱うようになりました。そんな時、登録販売者試験の資格が活躍します。
登録販売者試験の資格があると、時給が上がります。もしくは、手当が付きます。
ですが、現在「正規の登録販売者」として働く為には、直近5年間で、2年または1,920時間(月80時間×12ヵ月×2年)以上の実務経験が必要となります。2020年4月以降、このルールになっています。
試験を合格直後は「研修中」期間となります。ドラッグストアによっては、研修中でも時給が上がるお店と、正規登録販売者になってから時給上がるというお店があります。これは、面接の時に確認すると良いですね。
私が、働いているお店は、「研修中」でも時給が50円上がります。研修中の2~3年は、登録販売者の先輩方から多くを学んで、一人でも売れる知識を高める事が大切です。
私は登録販売者の仕事が楽しい
私は、登録販売者の資格を取得して良かったと思いました。家庭の医薬品の知識が高まります。子供達や家族のお薬、自分で選ぶ知識が出来ました。
お店で、お客さんにお薬の事を聞かれます。資格を取ってばかりで研修中だと毎日が勉強です。お客さんの病状や質問などで、こちらも学びが大きいです。
困っている患者さんやお客さんの手助けが出来ていると思うと楽しいです。でも、責任を持って薬を紹介する必要があります。なので、資格を取得した後も、医薬品の知識を高める必要があります。試験に受かって終わりではなく、試験に合格してからがスタートです。
とても、やりがいのある仕事・資格に感じています。