子供の食事の習慣 しつけ
子供の食事の習慣
楽しく食事
食事は子供の成長や健康の大切な源です。
そう思うと「ちゃんと食べなさい!」と言いたくなりますが、
ガミガミ言うほど子供は食べる意欲をなくします。
一番大事なのは、楽しく食事をすること。
家族で食卓を囲み、会話をしながら笑顔で食べれば、
子供の食も進むはずです。
親は忙しいかもしれませんが、朝食や休日は一緒に食べるなど心掛けましょう。
家族で食事をする中で、お箸の使い方や、いただきますを言うこと、座って食べることなどのマナーを教えます。
親がやって声かけをすれば、子供は自然に身に付けていくでしょう。
テレビは消す、子供が気になるものはそばに置かないなどに配慮して、食事に集中できる環境をつくることも大事。
大人もテレビや新聞を見ながら食事をしないよう注意しましょう。
しつけには時間がかかるので急がない
生後9カ月、生後10カ月になると
手づかみで食べ始めます。
それは自分で食べたいと思う意欲の芽生え。大切に見守りましょう。
だんだんスプーンなど持って食べる事を教えますが、子供はすぐに使えません。
道具を使うには段階が必要です。
それでも食べる時間は30分が目安。ダラダラするようならお母さんが最後に食べさせるなどして終わりにしましょう。
1歳ごろ~
最初は、お母さんがスプーンに手を添えて口まで運びましょう。うまく使えずにかんしゃくを起こすこともありますが、気長に見守って。
失敗をしながらも繰り返し使ううちに、だんだん出来るようになります。出来たら褒めましょう。
2歳ごろ~
お箸の使い方を教えましょう。子供に教えるときは手順が大事です。
小さく切ったリンゴにようじをさしておき、「鉛筆持ち」のように持たせるなど、まず1本のようじを持つ練習をしましょう。
1本が正しく持てれば、2本持つのは比較的スムーズです。
お箸練習「エジソン箸」
などのお箸練習グッズもあるのでオススメです。
3歳ごろ~
茶碗とお箸を持って食べる事を教えます。
茶碗をテーブルに置いたまま食べないように、胸の高さで茶碗とお箸を持つ事や、
一度に2つの茶碗を持たないなどのマナーを教えましょう。
お箸を振り回すのは危険な事もしっかり言い聞かせます。
食事の心得
●なるべく家族一緒に食べる。お父さんが忙しいときは、週1回でも2階でも機会をつくるように工夫して下さい。
●「お魚おいしいね」などと子供と会話する。
●食事中、テレビは消す。
●大人も食事に集中する。新聞を読みながら食べるのはダメです。
●こぼしても叱らない。「早く食べなさい」「残しちゃダメでしょう」は言わない。
6歳までは一人で出来るように
食事の前には手を洗う。「いただきます」は動物や植物の命をいただく感謝の言葉。子供が言葉を話さなくても親は言いましょう。
座って食べる事は大切です。立ち歩きをしないように食事に集中させて下さい。
3歳を過ぎたらお片付けのお手伝いをさせましょう。
器を持って歩けるようになったら、食器やお箸を台所に片付けさせます。
「ごちそうさま」は言えるようになりましょう。
「ごちそうさま」は動植物の命を頂く事や、作ってくれた人への感謝を表す言葉です。
子供には意味も教えて下さい。