お片づけの習慣 しつけ
お片づけの習慣
自分でお片づけ
お母さんはお片づけを家事の一つと思い、おもちゃも親が片付けるものと思っていないでしょうか。
子供が片付けるよりも自分でやった方が早いので、サッサとやってしまう人もいるでしょう。
でも、お片づけは大人になってからも必要なことです。
子供のときに身につけさせることが大切です。
2,3歳くらいの子供はおもちゃを見つけると、自然に手にとって遊びますが、
それを元の場所に戻すことは、教えなければやりません。
最初はお母さんと一緒に片付けましょう。
ほかの生活習慣と同様、子供はすぐには出来ないので、はじめは10分の1、次は10分の3などと子供が片付ける分を徐々に増やしていきましょう。
お片付け能力の効用
お片付けの目的は「しまう」ことではなく、「次に使いやすい」こと。そのためのノウハウ
を知っておきましょう。
また、子供はいつまでも遊びたいのですから、片付けるのはイヤなものです。
遊びのように楽しくするのがコツです。
片付けるときは「大きい物はこの中」「投げたら玩具が痛いって」などと言葉をかけて下さい。
お片付けで身に付くこともあります。
●数や形、色が分かる
箱に積み木をしまえば、形が分かったり数のことも分かってくる。
●生活習慣が自立する
何でもひとりで出来る力が付く。
●物を大事にする気持ちが育つ
乱暴にしまったら「玩具どうなるかな?」と聞いて下さい。
●分類、管理能力がつく
決めたとおりに置けば、1個足りないなどにも気づきます。
上手に片付けるルール
一、おもちゃを整理する
玩具はだんだん増えていきますが、
遊ばない玩具もたくさんあるはずです。
子供と一緒に整理し、使わない玩具は別の場所に置くか、処分して、使う玩具だけ出しましょう。
二、片付ける場所を決める
高い場所は子供の手が届かないので、背丈ほどの高さまでの棚を置いたり、箱などを用意します。
「ここは、この玩具の家」などとすると、子供が自分の場所が出来て喜びます。
三、片付ける時間を決める
食事の度に片付けていたのでは、片付けがイヤになります。
「夕ご飯だから片付けようね」などと家庭のルールを決めましょう。
片付ける時は時間がかかるので、早めに取り掛かることが大切です。
四、片づけ方を考える
「さあ、片付けなさい」と言っても、子供は何をどうしていいか分かりません。最初は
お母さんが一緒に片付けて「物は出して使ったら、しまう」ということを教え、習慣化していきましょう。