清潔の習慣 しつけ
清潔の習慣
清潔を教える
清潔の習慣は、手を洗う、歯磨きをする、顔を洗う、お風呂に入る、うがいをするなどの他、
髪をとかす、鼻をかむ、爪を切る、汗をふく、汚れたら着替えるなど広範囲にわたってあります。
こうした習慣は、親がひとつひとつ教えなければ子供の身につきません。
言葉かけをしたり、手を添えたり、根気よく教えていきましょう。
清潔、不潔といった感覚も大人が教えなければ体や服が汚れていても平気、頭がボサボサでも平気となってしまいます。
といって、「あれも、これも、汚いから触っちゃダメ」と清潔にこだわり過ぎると、子供は服がちょっと汚れただけでも着替えたいと思ったり、
砂遊び出来なかったり、神経質になりがちです。
そうならないためには、清潔が過度にならないこと、服が汚れても遊びや食事の途中では着替えないなど、生活のけじめを教えることが必要です。
子供には難しい動作もある
顔を洗う動作は大人には簡単ですが、子供には難しいこと。
たとえば両手をつけて手を丸め、水をすくっても、ほとんどが顔に持ってくる間にこぼれてしまいます。
お風呂に入ったときに、親と一緒に手でお湯をすくいっこするなど、この形をつくる遊びをたくさんしましょう。
プクプクうがいも、唇やほっぺたの筋肉をうまく動かさないと出来ません。
お母さんも一緒にやり、子供が少しでも出来たら「できたね!」と褒めて、気長に見守り続けましょう。
何であれ、それがしつけの基本です。
お風呂嫌いにさせない
子供専用のタオル、洗面器を用意して。ハンドタオル程度の大きさが子供には使いやすいです。
水を怖がる子は、親が自分のほっぺたにお湯をつけて真似をさせ、少しずつ慣らしていきましょう。
幼児時代は必ず親と入り、お気に入りのグッズを持たせたり、歌を歌ったり、お湯をバシャバシャしたり、親子で楽しく
遊ぶ場所にしましょう。ただ長く入っているとのぼせることもあるので注意して下さい。
水を怖がらない配慮も大切です。
6歳まではひとりで出来るように
▼口をすすぐ、うがいをする
お母さんが見本を見せて、最初は口にふくんだペッと出すだけですが、3~4歳頃には上手にプクプク、ペッが出来るようになります。
始めは水を飲んでしまいますが、気長に練習をすれば、コツをつかめて3~4歳頃には上手にガラガラうがいが出来るようになります。
▼歯を磨く
1歳過ぎたらママが歯磨きをします。
ひざの間に寝かせ、あごの下に手を添えて磨きます。
時間をかけずに話しながら楽しく、歌など歌っても良いでしょう。
子供が自分で歯磨きをやりたがったらさせて下さい。
お母さんの仕上げ磨きは大切です。
▼顔を洗う
4~5歳頃になると自分で顔を洗えます。
両手のひらを丸めてくっつけ器をつくり、水をすくって顔につけます。手のひらで顔全体をこすります。
タオルを顔に押し付けて水分を拭き取ります。
仕上げはお母さんがして下さい。
▼手を洗う
1歳過ぎたらお母さんと一緒に手を洗いましょう。
自分でやりたがったら、手を添えて洗い方を教えて下さい。
3歳頃から一人で石けんを使って洗う事が出来ます。
流水できれいにすすぎ、タオルで手を拭いて下さい。