睡眠の習慣 しつけ
睡眠の習慣
早寝・早起きの習慣が大事
私たちは寝る事で体や脳を休ませ、リフレッシュさせています。
また昼間元気に活動が出来るのも、寝ている間にエネルギーが保たれているからです。
他にも寝ている間に成長ホルモンが分泌されるなど、睡眠はとても重要です。
幼児のころの睡眠時間は1日11~12時間。夜10~11時間寝て、1時間~1時間半の昼寝で補うのが目安と言われています。
しかし、子供によっては昼寝を必要としない子もいるなど個人内発達差があるので、わが子をよく見て睡眠時間をつくってあげることが大切です。
では、この睡眠時間が確保されれば何時に寝て何時に起きてもいいかというと、そうではありません。
人間には体内時計があり、それは25時間。その体内時計を毎朝24時間の地球時間に合わせる事で、私たちは健康を保っているのです。
そのためには日の出とともに起き、日の入りとともに寝るのがいいでしょう。
現代の暮らしでは難しいこと。
それでも、子供には出来るだけ早起きして朝の光を浴び、昼間元気に遊んで夜早く寝るという生活リズムを心掛けて下さい。
睡眠と昼間の時間もけじめが必要
早寝・早起きのリズムをつくるには、親の努力が必要です。 時間がかかるかもしれませんが、夜更かし・朝寝坊の悪影響を考えて、根気よく取り組みましょう。 また昼間の活動とのけじめをつけるために、パジャマに着替えたり、挨拶する習慣を教えることも大切です。
夜更かし・朝寝坊が体によくない理由
●不機嫌でキレやすい
夜型生活での睡眠不足はイライラして集中力が低下するといわれています。
風邪もひきやすくなります。
●肥満になりやすい
夜遅くつまみ食いすることも多くなります。
睡眠時間が短いと肥満になりやすいというデータもあります。
●体内物質の分泌に影響
成長ホルモンやメラトニンなど睡眠と関係している体内物質の分泌に影響を与えるといわれています。
●昼間充分に遊べない
朝寝坊だと昼間の活動時間が短くなります。
寝不足の場合は午前中の遊び時間にボーッとしてしまいます。
●いつもボーッとした状態に
人間の体内時計は朝の光を浴びる事で24時間に調整されます。
朝寝坊だと調整がしにくく時差ぼけ状態になります。
寝つきをよくするヒント
お風呂はぬるめに入ります。熱いお風呂は体温が上がって寝つきが悪くなります。
ぬるめのお風呂にゆっくり入ると、リラックスして寝つきがよくなる効果もあります。
寝つきが悪い時は添い寝をします。
子供は寝るのが不安な事もあります。添い寝をすると安心して眠れます。
就眠儀式をつくりましょう。
絵本を読んであげたり、ぬいぐるみにも「おやすみなさい」と言うなど、寝る前に決まったことをして、
それをしたら寝るという習慣を付けましょう。
早寝・早起きの習慣つくり
一、朝6時~7時の間にひとりで起きる。
二、「おはよう」の挨拶を欠かさない。
三、パジャマから服に着替える。
四、寝る前にパジャマに着替える。
五、「おやすみなさい」を言う。
六、夜8時~9時には寝かせる。