母乳の栄養
母乳の栄養
母乳を与えるメリット
赤ちゃんの抵抗力を高めたり、母体の回復を早めたり、母乳には、赤ちゃんとお母さん両方にとってメリット がたくさんあります。
お母さんにとってのメリット
赤ちゃんがおっぱいを吸うとその刺激が脳に伝わり、子宮が収縮します。 つまり授乳には子宮の回復を早める効果があるのです。 悪露(おろ)も早く消失します。 また卵巣からの排卵が抑制されるため月経がない期間が延びることもあります。
赤ちゃんにとってのメリット
母乳には、赤ちゃんに必要な栄養がバランスよく含まれています。
母乳のたんぱく質は赤ちゃんの身体に同化しやすく、消化吸収に優れ、
胃腸障害やアレルギーも起こしません。
また病気に対する抵抗力を与える免疫物質も含まれています。
(特に、初期に出る黄色みを帯びた初乳に、たくさん含まれています。)
←栄養いっぱいの初乳は黄色
←産後1~2週間の移行乳
「初乳」、産後1~2週間の「移行乳」、そのあとに出てくる「成乳」と変わります。
赤ちゃんとママのスキンシップ
おっぱいと赤ちゃんのほっぺがくっついて、自然にスキンシップが出来ます。 ママの温もり、赤ちゃんの柔らかさが、二人を幸せなリラックスした気持ちにさせてくれます。 いつでも、どこでも、すぐにあげられるから赤ちゃんもご機嫌で、ママも慌てることなく授乳出来ます。
母乳を吸われてるママの気持ち
最初は、飲むのが下手な赤ちゃん。
ママのおっぱいを飲んでくれない時は、母乳をあげるのが苦手でした。
でも、上手におっぱいを吸えるようになった時、一生懸命「クチュクチュ」飲んでいる姿に涙が出ました。
母性が働き、今まで以上に「可愛い」「愛おしい」という気持ちが産まれました。
赤ちゃんが、おっぱいを飲んでくれないと、ママのおっぱいは出なくなってしまいます。
母乳だけで育てられたら理想ですが、焦らずに粉ミルクと混合でも問題はありません。