妊娠中の体重管理

妊娠体重管理

妊娠すると、妊婦の体は、赤ちゃんを育てるために体重が増加します。妊娠中は、体のホルモン分泌が盛んになり、脂肪を蓄える役割のホルモンがたくさん送り出されます。つまり、「カロリー貯蓄型」体になります。糖分や脂肪たっぷりの食品が多い世の中です。食べ過ぎると妊娠中毒症になるので注意！！

妊娠中毒症は胎盤機能が低下して未熟児出産が多くなる。最悪の場合は、赤ちゃんが死にいたる怖い病気です。

微弱陣痛でお産が長引くと十分にいきめず、長時間ストレスが加わるので陣痛促進剤などの助けを借りての分娩になることもあります。

出産時の体重が４０００ｇ以上になった赤ちゃんを巨大児と呼びます。難産になったり、分娩時に赤ちゃんが呼吸障害などを起こす原因にもなります。

太りすぎると産道のまわりに必要以上に脂肪がつき、赤ちゃんの通り道を狭くすることになります。経膣分娩が困難になり帝王切開になることもあります。

出産後、胎盤が出てきます。このとき子宮は再び縮小して、それまで胎盤がくっついていた子宮壁の血管を閉じるのです。ところが、太りすぎると縮小が弱く、出血が長引くことになってしまいます。

産後、食べぐせがついてしまい、健康管理にも悪い影響をおよぼします。

お腹に赤ちゃんという大きなものをかかえているため、腰にかなりの負担がかかります。そのため腰痛は深刻な悩みになります。

そのままの体重でまた妊娠すると雪だるま式に増え、妊娠の重ね太りになってしまいます。

太りすぎるとホルモンの分泌バランスがくずれ、排卵を妨害するホルモンが過剰に分布津されるなどのトラブルがおき不妊症になりやすい。

体重が戻らず、産後も太っているとコレステロール値や血圧が上がり心臓に負担がかかります。

1.朝食に牛乳を１杯。それ以外の飲み物は麦茶。
2.塩分を控える。
3.味噌汁のだしは、にぼし・昆布（かつお）でとる。
4.豚肉は、ヒレやロース。
5.野菜を豊富に使う。